続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

2016年10月11日(火):晴 他の日本人留学生との出会い

昨晩は1時過ぎに寝て、今日は9時過ぎに起床。

昨日終えるはずだった読書ノルマが終わっていなかったため、とりあえずそれに取り掛かりました。
11時前に昨日分の作業が終わったため、それから国際交流課へ向かうことにしました。
ところが、担当者さんが不在で部屋も真っ暗です。「今日来るって約束してたのになぁ」と手持ちの書類をあれこれ見直していたら、今日が留学生向けガイダンスの日だということが分かりました。...早速やらかしてしまいました。来週のことだと思っていたのですが、一週間勘違いしていたようです。
おそらく担当者さんもそちらに出席されていたものと思われます。

既に間に合う時間でもなかったので、結局ガイダンスには顔を出すことができていません。何とかなるとは思いますが、友人を作るチャンスを逃したという意味では痛いところです。悔やんでもどうしようもないので、kioskでブレートヒェン(2.5ユーロ)を購入し、朝食としながら帰宅しました。

帰宅時に、また隣人さんと会うことができました。金曜日のパーティに改めて誘っていただけたので、「たぶん行く」と返事をしておきました。友達を作る機会は何であっても掴んでおこう、と早速一つイベントを逃した私は焦っていたわけです。

今日の午後は日本人留学生担当の先生から個別ガイダンスに誘われているので、それだけでも忘れずに行かなければ。

国際交流課の担当者さんには謝罪と併せて改めて明日伺う旨のメールを書き、本日のノルマに取り掛かることにしました。

それにしても、住民登録はセメスターチケット入手の前に行ってしまった方がいいかもしれません。どんどん日程が後ろ倒しになってしまうし、何より自分がソワソワします。

 

14時から、件の日本人向けガイダンスがあるとのことだったので、それまで作業をしていたのですが、14時前になって国際交流課からメールが。
「もしこれるなら明日じゃなくて今来ていいよ」とのことだったので、ガイダンスへの遅刻は覚悟でとりあえずそちらに行くことに。


今度はパスワードを担当者さんの手で設定し、それでログインできるか確認していました。結局ログインできなかったのですが、それによってパスワードが問題ではないことが確定し、あちこちに電話をしてくれました。しかし、すぐにはどうにもなりそうにない様子だったため、また来るようにということになりました。なんだか先方も状況が分からなくて苛立ってきていたようでピリピリしていました。何が原因かまだわかりませんが、早く何とかなってくれと願うばかりです。

とりあえず、10月中だけ使える仮のセメスターチケット(VRRネットワーク内のみ)を印刷していただいたのですが、DBを使って別の町も行きたいのであまり満足感がないというのが正直な感想です。仕方ないといえばその通りなのですが...。

結局10分ちょっと遅れてガイダンスへ向かうことになりました。部屋の場所がわからずちょっと迷ってしまったのが恥ずかしいところです。一回来たことがあるはずなのに、相変わらずこの大学は迷宮めいています。


部屋に入ってみると、思いの他日本人学生がたくさんいました。
久しぶりに日本語で話す機会が持てたので楽しかったです。皆さん気さくな人ばかりだったので緊張がほぐれました。留学中は日本にいるときよりも他人との距離感が縮むというか、話しやすさが増す気がします。なんででしょうか。

Unikneipに行って16時頃まで話をしていたのですが、以前留学中に仲良くしてくださった方たちと同じ研究室の後輩に当たる人たちがいることが分かりました。初めて会った人たちではありましたが、一気に親近感が増しました。

ついでに、私が以前作成した寮の資料やブログを活用してくださっている方たちもいるということが分かり、励みになりました。半分は自分のために書いていたブログでしたが、知らないところで誰かの役に立っていたというのは非常に嬉しい話です。

 

帰り際に、図書館の利用法を確認しに行こうということになったのですが、本を借りたりするためには学生証が必要ということが分かりました。私は例のシステムにログインできないことに加えて学生証も手元にないのです。半ばモグリのような状態なわけで、日々ソワソワしているわけなのですが、いよいよもって「早く学生証をくれ!」という心境になりました。

ただ、図書館の利用法はいい意味で少し変わっていました。以前は荷物をロッカーに預けて手荷物をかごに入れていかなければ持ち込むことができなかったのですが、システムが変わってそのまま入ることができるようになったらしいのです。これは非常に助かります。PCを持ち込んで作業もしたいと思っていたので、嬉しい変化です。まぁいずれにしても、まずは学生証がなければ...という話に回帰するわけですが、とにかく一つ新しいことが分かったのだからよかったということにしておきます。

帰り道で、以前留学時に大変お世話になったJさんと偶然会ってしまいました。日本にいる間は一切連絡していなかったので、しれっとタンデムティーパーティーなどに出かけていって驚かせようと思っていたのですが、かえってこちらが驚いてしまいました。

彼は今、博士課程で勉強しつつ働いている?というようなことを言っていました。「それじゃあ大学教授を目指すの?」と聞いたら「いやまさか」とのことだったので聞き間違えた可能性もありますが。実のところ、早口のドイツ語だったのでよく分からなかったのです。なんにせよ、またじっくり会って話したいと思っているので改めて時間を設けることにします。

帰宅後に少しだけ読書を進め、17時になったらUnikneipへ改めて行くことになりました。今日は国際交流課主催の交流イベントがあるとのことだったのです。
前回はこのイベントに参加していなかったのでよくわからずにとりあえず顔を出してみることにしたのですが、留学生たちが集ってグループを作り、ゲーム大会をするというものでした。
そのゲームがやたらとスキンシップを必要とするようなハレンチなものが多かったのでちょっと引いてしまいました。ヨーロッパ文化ってこんな感じなの?と同じグループのフランス人に聞いてみたところ、「いや、こんなところに伝統的なものは何もないだろうよ」と返されました。...そりゃそうか。強いて言うなら若者文化でしょうね。
それにしても、なんなんだこのテンションは...。「ウェイ勢っぽい」と他の日本人学生の方が言っていましたが、まさにそんな感じ。なんだか居心地が悪かった上に疲れましたが、とりあえず最後まで参加しておきました。
それなりに顔見知りもできたので良かった...のかな。

帰ってくると、Jさんから「今晩どっかいかない?」というようなメッセージが来ていました。うわぁこっちに行っておけばよかった!と後悔しないでもなかったのですが、いずれにしても後の祭り。
もしかしてさっき立ち話したとき、今日どこかいこうという話になっていたっけ?とか思いちょっと焦ったりもしました。ですが、また連絡するね程度のことしか言ってなかったはずだしたぶん大丈夫。

まだ今日のノルマが終わっていないので、もう少し読書を進めたいのですが、もう疲れ果てました。できるだけやって残りはまた明日に回すかな...などと自分に甘い私です。

また国際交流課を訪れる羽目になったので。これで三日間通い詰めということになってしまいます。早くきれいさっぱり手続きを終わらせたい。まさかこんなよくわからないトラブルで足踏みをすることになるとは思っていなかったので、ソワソワが止まりません。