続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

ドイツの喫煙事情 その1

今回は日記形式ではなく番外編で、ドイツの喫煙に関するお話しです。

前回留学時、友人に連れられてアラビアンな飲み屋さんで「水タバコ」を吸ったことがありました。確かシーシャーとかそんな名前だったでしょうか。それが人生初のタバコ体験だったのですが、今年の春になって紙巻きも吸い始めてしまいました。そんなわけで、以前はさして気に留めていなかったドイツの喫煙事情が気になっています。

ドイツでは、バス停や建物の入り口などをはじめとして町の各所に灰皿があります。したがって、携帯灰皿などを持っていなくてもどこでも気軽にタバコを吸える環境にあるといえます。が、様子を見ていると灰皿付近で吸っている人は意外に少ないのです。どちらかというと、歩きタバコ文化が蔓延しており、多くの人が火のついたタバコ片手に町を歩いています。灰はその辺に捨てているのでしょうか。最終的に吸殻を捨てる場所として灰皿が利用されているようで、灰皿付近でのんびり吸っていると、私が一本吸い終わるまでに何人もの人がやってきては吸殻を捨てていきます。マナーとして歩きタバコがどう扱われているのかわかりませんが、少なくとも法的に禁止されているということはなさそうです。あるいはアウトローな奴らばかりという可能性もなくはないのですが、そうだとしたら世も末です。

喫煙者は日本ですと男性が多い印象ですが、ドイツでは女性でも吸っている方が多いです。年齢層も老いも若き(年齢制限はもちろんありますが)も関係なくといった感じですので、タバコが特定の性別・世代を象徴する記号のようにはなっていません。

ドイツ映画などを見ていると1シーン1タバコというくらい過剰に喫煙シーンが出てきたりして、業界の陰謀を勘繰りたくなるほどですが、実際に町の様子を見ているとこれがスタンダードなのかもしれません。何か意図があって喫煙シーンを映すというよりは、日常の一部としてなんとなく映っている程度のものなのかも。

 

ところで、これだけ幅広く喫煙が受容されているのにもかかわらず、お値段はそこそこ高いです。自販機を見てみたところ、大体6ユーロ前後というのが相場のようでした。

しばらくの間は例のカートン買いしたハイライトでやっていくことになりそうですが、ドイツでも何か買ってみたいです。一日2~3本程度の消費量なので、まだまだ先の話になりそうではありますが...。パッケージ(特に注意書き!)が日本と比較にならないくらいしっかりしているようなので、それを見比べてみたいと思うわけです。

この話題についてはまた何か書こうと思っていますので、その1ということにしておきます。