続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

(2016年11月20日(日):曇り) おじさまのホームパーティ

今日は、以前お会いした日本で働いていたことがあるというおじさまのお誘いでホームパーティに伺うことになっていました。

ただ、午前中は依然として体調が悪く、一度はお誘いを断ろうかとも思ったのですが、この機会を逃すと次お会いする機会もなかなかなさそうなので行ってみることにしました。私以外にも日本人学生が6人ほど一緒に行くことになっていました。

おじさまは中央駅からバスで20~30分ほどの閑静な一帯にお住まいでした。
バス停まで迎えに来てくださり、一緒に家まで歩くことになりました。
今回は私一人男性で他は女性ばかりだったのですが、ドイツではそういう状態を「Hahn im Korb」というのだそうです。「少し肩身が狭いんです」と伝えたくて「bisschen Unangenehm」と言ったのですが、うまくニュアンスが伝わらなかったようでした。
それから、今日はTotensonntagというキリスト教で死者に敬意を払う日ということだったため、それについても伺ってみました。「確かにキリスト教的な行事としてそういうのはあるけど、今のドイツではそこまで大事にされていないかな」という反応でした。
Volkstrauertagもそうでしたが、一部の人々にしか浸透していないのでしょうか。
ただ、午前中ラジオを聴いていた際に、Tontensonntagについて色々な宗教の方にお話を伺うコーナーのようなものが設けられており、あれこれ議論がなされていました。皆知ってはいるけれども大して大事に扱ってはいないということでしょうか。よくわかりません。


家に入ると、美術商をしていたということだけあってあちこちに絵画や小さな作品が飾ってあります。
銀杏がお好きなようで、美術作品だけでなくテーブルクロスなどにも銀杏の模様が描かれています。
近くの美術館に銀杏の展示を置いてもらってもいるらしく、よほど大好きなようでした。

次の金曜日に市内の美術館で展覧会があり、その企画に携わっているということでお誘いをいただきました。パンフレットや図録も見せていただいたのですが、面白そうです。

お宅ではワインやサンドイッチなどをごちそうになってしまいました。こういうホームパーティ文化はなんだかホッとします。「自分の家だと思ってくつろいでね」というセリフを久々に聞きました。前回は各地を案内してくださったMさんのお宅でその言葉を耳にした覚えがあります。

また、途中からWuppertalに住んでいるという日本人の方がいらっしゃいました。
ピナバウシュのダンススクール関連の方だそうで、もう30年ほどこちらに住んでいるのだそうです。
羨ましい。

ただ、このあたりから具合が悪くなってきてしまい、正直なところ何を話していたのかすらよく覚えていません。ちょうどよく?Dさんも今日は調子が悪そうだったので、二人で話して途中で抜けて帰らせていただくことにしました。

万全の状態で楽しむことができなかったのが心残りではありますが、またお会いする機会を得ましたのでそこでまたお話しできればと思います。