続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

(2016年11月17日(木):曇り) プレゼン

今日は朝から頭が痛い。なんとなく昨晩飲んだカイピリーニャが原因のような気がします。授業にギリギリ間に合うくらいの時間に目が覚めたのですが、結局2コマから参加しました。気怠さの塊です。

今日は、メディアについて5分弱でプレゼンするというのが課題になっていました。発表は箇条書きのメモを利用し、自分で言葉を補って話すという方式をとるようにと指示されていました。
私の担当は無線機についてで、皆それぞれ別のメディアが割り振られています。日本の母校でやたらプレゼンばかりやらされていたのですが、ドイツ語で話すとなると緊張します。マルコーニの話やエニグマの話などをして無事やり過ごしました。
休み時間に喫煙サークルの友達から「君のプレゼンが分かりやすくてよかった」などと評価していただけました。単なるご挨拶かもしれませんが、嬉しいことです。ついでに、手巻きタバコなどをごちそうになってしまいました。
手巻きは日本で部活の後輩から教わったことがあったのですがよく分からず、未だにほぼ未知のものでした。モロッコの彼はプエブロの葉っぱを持っていたのですが、日本で吸ったことのある既製品のプエブロとちょっと味が違ったように思います。
プエブロは燃焼材などの添加物が入っていない天然タバコとして有名で、彼も「このタバコは健康に良いBio煙草なんだ」などとよく分からないジョークを飛ばしていました。彼らとの煙草コミュニケーションが最近の授業の合間の癒しです。

授業終了後はまだ頭が重かったので家に帰って寝ることにしました。結局3時間ほど眠ってしまい、目が覚めたら18時前になってしまっていました。ほとんど一日が終わってしまった...。

などと思っていたらDさんからメッセージが来ており、DHLへの電話の件で協力を求められました。前回以降音沙汰がないということだったので、仕切り直しで電話し直す運びとなりました。
とりあえず前回の情報ではDHL Expressが管轄しているということだったので、そちらに電話をかけ、前回同様に「荷物が発送から一週間たっても届いていない。配送番号を伝えるので在り処を確認してほしい。」と告げたところ、「ああ、それなら隣人の○○さんのところに届いています。」とあっさりお返事がありました。最初は何を言っているのか分からず、「税関ですか?」などと聞き直してしまったのですが、届いた先の隣人の名前を言ってくださっていたようです。
不在通知のような伝票が届いていなかったため、てっきり税関だと思い込んでいたのですが、このメンタルモデルが問題解決の邪魔をしていたようです。隣人さんのスペルを確認し、お礼を言って電話を切りました。

荷物を待っているDさんと一緒に、例の名前を探してみたところ、同じフロアの5件ほど隣の部屋の方のようでした。早速訪ねてみると「ああ、ようやく来たのね」というような感じで顔を見るなり荷物を持ってきてくれました。まさかこんな近くにあったとは!それにしても、隣人といったら両隣斜向かいくらいまでの範囲を示すものと思い込んでいたのですが、同じフロアはすべて隣人ということになるのでしょうか。ドイツにおける定義がよくわかりません。

いずれにせよ、数日にわたって捜索していた荷物が見つかってホッとしました。日本からドイツまで届けてくれるのだから文句を言うのも筋違いなのかもしれませんが、DHLは一筋縄ではいかないようです。荷物が行方不明になったわけではなかったということで、結果オーライということにしておきます。

Dさんのおかげで、ドイツ語の実践訓練ができました。前回自分が同じ問題に直面した時は、英語で対応してもらった記憶があります。今回はドイツ語でやり取りをすることができたので、自信を持つことができました。ドイツ語で問題を解決する経験をさせてくれたことに感謝です。ただ、Dさんから実践訓練の機会を奪ってしまったような罪悪感も若干ありますが、まぁあまり気にしないことにします。

その後は、Dさんの部屋で祝杯を挙げ、夕食をごちそうになりました。
ついでに荷物の中に入っていたDVDなどを見てしばらく時間を過ごしました。

今日も一日盛りだくさんでした。