続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

(2016年11月2日(水):曇り時々雨) 喉が痛い

今日は0830頃起床。

ただ、なんだか体が重いし喉が痛くて調子が悪かったです。
最近あちこち出かけてばかりだったことに加えて、タバコやビールを無節操に摂取していたために体にダメージが出てきたのでしょうか。
どちらも日本にいた間と比較して格段に消費量が増えました。ちょっと反省。今日は体に優しくしよう。

11月に入ったので、今月の寮費の支払いを午前中のうちに済ませました。
その後、町へ買い物兼昼食に行きました。
最近よく通っているアジアヌードル屋で昼食を済ませ、SaturnでDVDを購入しました。
ここのところよく一緒に出掛けている友人がディズニーファンで、やたら「レミーのおいしいレストランがいい!」とお勧めしてくれます。
最初は無関心だったのですが何度も話を聞いているうちに気になってきてしまい、探しに来たというわけです。
原題は「Ratatouille」というらしいですね。ちゃんとドイツ語音声・字幕付きということだったので安心しました。
前回留学時もドイツ語教材代わりに映画をよく見ていたのですが、一度間違えてオーディオコメンタリー字幕しかないものを買ってしまって持て余したことがありました。
その時購入したのは「ベルリン・天使の詩」でした。有名なのに一度も見たことがなかったのでドイツで見てやるぞ!と気合を入れていたのですが、さすがに字幕なしではほとんど理解できませんでした。
ですので私は未だに上映画がどういう内容だったのかよく分かっていません。変な意地は捨てて帰ってから日本語字幕で見ることにします。

ところで、毎月第一水曜日はリネン関連用品の取り換え日です。
13時から14時の一時間の間にシーツ等を一通り所定の場所へ持って行く必要がありました。
そのため、昼食後は寮まで帰ってきてそれをすませ、あとは家で作業していました。
が、やはり今日は調子が悪く、頭も痛くなってきました。
風邪薬を飲もうかとも思ったのですが、あまり薬に頼りたくもなかったのでとりあえずしばらく寝ることに。
18時前に目が覚めたのですが、だいぶ体が軽くなりました。喉の痛みも若干よくなっています。
これなら明日には完全に復活できていそうです。

その後は、残った課題を進め、晩御飯のスパゲッティを食べながらRatatuilleを見てみました。
アニメ映画ということもあってか、シンプルな表現も多かったため聞き取りも捗りました。
ストーリーは王道のような気もしますが、ネズミのレミーが走り回りながら一生懸命料理している姿が微笑ましい映画です。

ところで、私は堅物で意地の悪いおじさんが何かのきっかけで不意に童心に帰り、険が取れて穏やかな余生を送るというようなストーリーが大好きです。
特に「クリスマスキャロル」とかたまらないですね。
高校生の頃に英語の教材で読んだのが初クリスマスキャロルでした。その時はいい話だなーという程度のささやかな感動しか覚えなかったのですが、大学に入ってから何かの拍子に子供向けに改変された「マペットのクリスマスキャロル」というのを見たことがありました。
ストーリーを知っていた上に、対象年齢からは確実に外れていたはずなのですが、それを見てえらく感動した覚えがあります。
なぜかは分かりません。高校の頃よりも学部生の頃の方が感性が鋭かったのでしょうか。
そんなわけですので、私にとっては批評家のおじさんが最大のハッピーエンド要素でした。

また、DVDの特典映像?として「ネズミと人類の関係史」をコミカルに語ったショートムービーが入っていたのですが、こちらも個人的には興味深かったです。
幼少期に家にネズミが出たことがあり、その時の記憶からネズミに対してはあまりいい印象はありませんでした。が、ネズミ視点で語られた途端に同情的に見えてきてしまい、私は安っぽい人間なんだなぁと思いました。
ドイツでも草むらを走っている姿を見たことがありましたが、実物を見てもかわいさよりも不潔感が先立ちます。
これからはネズミに対してももう少し友好的な態度をとることができる...かもしれません。