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続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

(2016年10月24日(月):曇り/雨) ドイツ語プレースメントテスト

今日は朝からドイツ語のプレースメントテストがありました。

指定された教室へ行くと既に人だらけというのは前回と同様です。今回はなんとなくテストの内容も分かっていたので、あまり緊張感はありませんでした。また、テストの前に先生があれこれ説明してくださったのですが、そのあたりの聞き取りに関してはもう問題ありませんでした。

テストは例によって穴埋め式です。以下の4つのテーマについての短文が虫食い状態で書かれており、それを埋めていくというものです。

1. ドイツの幼稚園について
2. スーパーナチュラルな何かについて
3. サマータイムについて
4. ドイツの学校について

2についてはまずもってテーマがよくわかりませんでした。

テスト時間は45分与えられました。文章はそれほど長くないので、足りないということはまずありません。
幾つか分からないところがあり、それっぽい単語を埋めましたが自信はありません。

今日はテストさえ終われば解散ということでしたので、10時頃には自由になりました。
明日は8時15分に集合してクラス分けということだそうです。

帰宅後は夕方まで読書をして過ごし、その後歴史コースの授業に参加しました。
16時から18時にかけて開講されている「啓蒙時代のヨーロッパ」という授業です。
講堂型の大きな教室だったのですが、ほとんど席が埋まっており中々人気がある授業のようでした。
先生は20分ほど遅れて登場しました。この感じもなんだか懐かしい気がします。
遅刻癖のある私には馴染みやすい文化です。

今日はガイダンスをするのかな、と思っていたのですが、初回から授業内容に入りました。
私が聞き取ることができたのはおそらく20~30%で、「授業を聞いて理解する」というよりは「知っている単語を聞き取ってそこから推測する」といった感じの受講スタイルになってしまいました。
知っている語彙が少ないことに加えて、一般授業ですと先生もいわゆる普通のスピードで話を進めていくため聞き取りと理解が追いつきません。

そんな状況ではありましたが、なんとなく推測できた授業内容は以下のような感じです。
まず、当時の死生観についての話がありました。
メメント・モリという言葉が用いられていたのですが、これは死を想起するというような意味らしいので、死というものの捉え方や人生観の話をしていたように思います。
幾つかの写真をOHPで見せていただいたのですが、骸骨の写真をはじめとして、死を象徴するような記号がちりばめられたものばかりでした。
また、メメント・モリからカルペディエム(Carpediem)という考え方に移っていったというような話もしていたような気がします。
Carpediemは、メメント・モリとは向いている方向が異なっており、今を楽しむというような意味があるそうです。
ということは、死を考える方式から生を考える方式へとシフトしていったというような話だったのでしょうか。

さらに、そこから宗教関連の話へと移っていきました。
ドイツ南西部ではカトリック勢力が強く、北部ではプロテスタントが優勢だという話に加え、領主の宗派によって領民の宗派も左右されただのという説明をしていました。
その中で、今度はCuius regip eous religioという概念が紹介されました。ラテン語が出てくるとさっぱり分からないのですが、これが上述したような領主ごとに信仰する宗派や宗教を選べるという発想や権利のことだった...のかな。

といった具合におぼろげな理解しかできなかったわけですが、今後も継続して聴講してみるつもりです。
他にもいくつか目星をつけている授業がありますので、そちらの様子次第ではどちらかに絞るかもしれません。

授業を終えて帰ろうとしたところで友人と出くわし、面白い情報を得ました。
大学構内で映画の上映会が行われるというのです。
Uni-Kinoという名前で、月に二回ほどのペースで映画上映が行われているとのことでした。
今日は「デッド・プール」という映画をやるとのことだったのですが、どんな映画かよくわかりません。
ただ、チケットが1.5ユーロだという話を聞いていってみることにしました。

会場になっていたのは視聴覚設備が整った講堂で、さながら本物の映画館のような雰囲気です。
ついでに、この会を運営しているサークル?の人たちがポップコーンやらビールやらを販売していたため、中々の賑わいっぷりでした。
映画はマーベルの漫画が原作らしかったので、ハリウッド製だと思うのですが全編ドイツ語吹き替えで放映していました。
内容が内容だけに、お上品な言い回しを学ぶのに適した映画ではありませんでしたが、ドイツ語の聞き取り練習をしながら楽しむことができました。

映画に誘ってもらえてよかったです。
今日は授業やら映画やら、大学構内から出ていないものの充実した一日になりました。