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続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

2016年10月14日(金):晴れ 住民登録終了 ー 隣人パーティ

手続き

8時の目覚ましで目を覚まし、8時30分頃活動開始。
朝食等々を済ませて9時過ぎに家を出ました。

住民登録はWuppertal-Barmenという地区にある、Einwohnermeldeamt(住民登録局)で行うことになります。そうそう、場所が変わったとばかり思っていたのですが勘違いでした。


最寄りの駅は、DB(ドイツ鉄道)のWuppertal-Barmen、あるいはSchwebebahn(モノレール)のAlter Marktです。
私は往路はDB、復路はSchwebebahnにしてみましたが、時間的にはどっちも大差ない感じです。
どうせならWuppertal名物のSchwebebahnに乗っておいた方がお得感があるでしょうか。

[Schwebebahn website]

Die Wuppertaler Schwebebahn: Der Puls Wuppertals

 

結局私が住民登録局についたのは0930過ぎだったのですが、窓口で登録を行いたい旨を伝えて待ち時間を伺ったところ、「30分以上はかからない」ということでした。
窓口で待合番号を書かれた紙片をもらい、うろうろすることに。
しばらく待っていると、学生の集団がやってきたのですが、これはおそらく国際交流課がTutorとなって面倒を見てくれるプログラムによるものです。
ただ、住民登録は必要書類さえ揃っていれば、ほぼすべての手続きを先方が進めてくれるので一人でもなんとかなります。
極端な話、一切ドイツ語が分からなくても大丈夫だと思います。

10時10分頃自分の番号が呼ばれ、指定された窓口についてから5分もかからずにすべての手続きが終わりました。
必要な書類は以下の二つでした。

・入寮証明書(入寮手続き後、ハウスマイスターさんからもらえる書類)
・パスポート

ハウスマイスターさんに話を聞いた際には、賃貸契約書も持って行った方が良いということでしたが、今回は必要ありませんでした。
思いのほか手続きが早く終わったのでびっくりです。

住民登録局の営業時間等については以下を参照してください。

2016年10月時点でのものですが、公式ウェブサイトからの引用です。

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ÖFFNUNGSZEITEN

Mo - Mi       07.30 - 14.00 Uhr

Do              07.30 - 17.30 Uhr

Fr               07.30 - 12.00 Uhr

ということで、営業時間は曜日によって異なります。

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ちなみに、予約も下記ウェブサイトを通じてできるそうですので、絶対に待つのは嫌だという方は利用してみてもいいかもしれません。

[Einwohnermeldeamt website]

Stadt Wuppertal - Einwohnermeldeamt

 

帰りはSchwebebahnで中央駅まで戻り、バスで大学へ行きました。
こちらに来てから初めてMensaでご飯を食べ、部屋に帰ってきて12時30分といったところでした。

 

 

-----以下は手続きとは関係ない話題です-----

奨学金関連の書類も提出期限になっており、そのためのサインをいただこうとこちらで面倒を見てくれることになっている先生を訪ねたのですが、不在でした。
月曜日になってしまいそう...。

以前、隣人からホームパーティに誘われたという話を書いたように思いますが、それがこの日の20時からでした。

16時頃、無性にお腹がすいたのと、今晩のパーティのことが頭をよぎったのとで買い物に行きました。パーティに持って行けそうなビールやお菓子を一通り買い揃え、自分が必要なものも買い足すために結局スーパーに二往復することになってしまいました。

帰宅後、肉じゃがを調理。今回はかなりうまくできました。
お米も鍋炊きで炊いたのですが、こちらは失敗。火加減が強すぎたらしく、芯が残った状態になってしまいました。

20時過ぎになって隣人の部屋を訪ねました。
日本でこういう誘いがあったら、「行けたら行きます」というアレで対応してしまうところですが、何度か廊下で会ったりしているうちに本当に行ってみようという気になったのです。

基本的には同じフロアに住んでいる人たちが招待されていたようで、今まで会ったことのない人も多かったものの皆ご近所さんらしかったです。
出身地やら趣味やら研究分野やらあれこれ話しましたが、なんとなく自分のドイツ語力の限界が見えてきた気がしました。

こちらに来てから、各種手続きやら買い物やらでドイツ語を話す機会が多々ありました。そういった場でコミュニケーションをとることができずに困ってしまったことはなかったのですが、大学の交流会や今回のような私的な場で話をする際には聞き取れないことも多く、また言いたいことをうまく伝えられないということだらけです。

手続きや買い物ならば、私も、話し相手となる事務職員や店員も、大体話すことになる内容を予測できます。場の文脈に従っていればよいので、語彙力や聞き取り能力は大した問題ではないわけです。
英語に関してはツーリストイングリッシュなんて表現がありますが、私のドイツ語はツーリストドイッチュのような気がします。
その場その場の文脈にあわせて、せいぜい数十単語知っていれば会話には困らないのです。

ところが、世間話となるとそうはいきません。
何をどのように話すのかということに決まったルールがあるわけではありませんし、人によって言い回しも目の付け所も違います。
当然のことではあるのですが、改めて難しさを実感しました。
自分のドイツ語力はネイティブスピーカーというかMuttersprachlerにはまだまだ通用しないようです。

「ドイツ語上手だね」などとお世辞を言われる度にささやかな悔しさを覚えます。
これは、「外国人にしては話せるほうですね」程度の意味で、決して現地人と自由に意思疎通できる水準にあることを意味しないからです。
もし本当に流暢に話せるのであればわざわざ「上手ですね」などと言われるはずもありません。
若干へたくそに話しているからそんなことを言われるのだと思います。

思えば、前回留学時は渡航してから半年くらいは日常生活レベルの会話力すらありませんでした。
英語でしのいでいたように思います。
それと比べれば、当然ながら今回は幾分マシにはなっているわけですが、十分なレベルではないのだということを再認識しました。

正直なところ、聞き取りや発話に関しては自信があったのですが、こうして一週間改めてドイツで過ごしてみて自分のレベルが良くも悪くも実感できました。
ここからどれほど向上させられるかが、これから半年間の語学面での課題です。

それから、コミュニケーション力についてもここの人たちはやはりすごいです。
初対面でも長年来の友人のように話す姿を見て、前回は衝撃を受けました。
今回はそういうものだと理解したうえで人付き合いをしていこうと心がけてはいるのですが、それでもうまく馴染むのは困難です。

そもそも、隣人さんからしてすごいです。
「同じフロアにいる人たちと顔を合わせる機会がないから、パーティをしてお互い知り合っておこう」ということで今回の企画をしてくれたのですが、日本人の私からするとこの時点で発想が違うなと思います。
日本にも引っ越し文化として、手土産をもって隣近所に挨拶に行くくらいはするにしても、パーティまでは聞いたことがありません。
私からすると、ドイツで出会った方たちは皆さん度を越して気さくで優しいのですが、そこにかえって居心地の悪さを覚えてしまうという神田川のような心境です。

なぜここまで友好的で、他人に対してオープンなのでしょうか。
多国籍な人たちが集まっているから、お互いのことを理解することで仲良くやっていこうという発想なのでしょうか。
基本的に未知の存在は恐ろしいものなので、何らかの形で歩み寄って相互理解を進めていけば異文化出身の人たちが集まっていても仲良くできる...というのは頭では理解できます。しかし、それを素直にかつナチュラルに実行できるというのは私にとっては異文化です。
素敵な文化ですが、もうちょっと慣れる時間が必要です。いや、あるいは語学力が足りていないことの方が大きな問題なのかもしれません。
会話の流れなどをしっかり追うことができれば、妙な居心地の悪さは感じないものなのかもしれません。

今後、研究対象としている記念碑や関連施設を訪れて、資料を集めつつ話を聞いたりしてくるつもりなのですが、不安になってきました。
といっても家に籠っているのは論外です。
近場の施設で一つ訪れておきたいところがあるので、次の一週間のどこかで訪れるつもりです。
とりあえずやるだけやってみよう。