続・Wuppertal留学日記

2016年10月から2017年3月頃まで、再度留学する機会に恵まれました。前回に引き続き、大学の様子や体験などを書き残していこうと思います。

2016年10月12日(水):曇り ワイン会

9時過ぎに起床、昨晩は疲れてすぐに寝つくことができました。

コミュニケーションをとる相手がいないと気が滅入ると書いたばかりではあるのですが、昨日は確実にコミュニケーション過多でした。疲れ果てました。

パンとコーヒーを朝食として、今日もまず国際交流課へ。
10時過ぎにはオフィスにつきました。
例によってSemesterTicketの問題を問い合わせたところ、ついに原因発覚。

自分の手続きにも不備があったようで、先方に睨まれつつも上手く取り計らっていただき、事なきを得ました。といっても、システムへのログインは翌日まで待ってから試行するようにといわれているので、うまくいくのかどうか依然として確証はありませんが...。とにかく、原因が分かったことで一つ前進したということにしておきたいところです。

その後、Kioskゴロワーズを購入。ゴ!ロワーズではなく、ゴロワ!ーズというのが正しい発音らしく、伝えるのに時間がかかってしまいました。ついでに、ゴロワーズブロンドしか置いていなかったようで、私が求めていた黒タバコはありませんでした。レジェールはどこで売っているんだろうか。結局ブロンドの青を買ったのですが、これはこれでなかなかおいしいものですね。

部屋に帰ってからは読書を進めつつ時間を潰していました。14時から、他の日本人学生さんと買い物に行く約束をしていたのです。

彼はラーメンが大好きらしく、すでにラーメンが恋しくてたまらないらないのだそうです。akzentaで日清カップヌードを売っていたので、とりあえずはその場所を案内するつもりでいました。
他にも行きたい人がいないかと声をかけてみたところ、全部で6人集まりました。皆で町へ向かいながらWuppertal探検です。回はしばらく一人で活動していたのでこういう活動には新鮮さを覚えます。

アジアヌードル屋でお昼ご飯を食べ、市庁舎やワインショップなどを覗きがらSaturn、akzentaなどに行きました。まだこちらに来たばかりという人も多かったので、一通り買い物に使えそうなお店をウロウロしながら情報共有をしました。

初めてApothekeにも入ったし、一人で買い物をしていた時には発見できなかったことが色々わかって面白かったです。スーパーに行っても、簡単に作れる料理・食材や使える商品を教え合ったりといった感じで、何度も来たことがある店なのに始めてきたかのような新鮮さがありました。

18時頃一通りの買い物兼探検が終わったのですが、先ほど覗いたワイン屋さんが気になります。他にもワイン好きの方がいたので、一緒にもう一度ワイン屋に戻り、共同出資で3本購入しました。ワイン会を開こうということになったのです。

甘めの白と辛めの赤、それになんとFederweißer!

Pfalzer Federweißerとかいう名前だったと思うが、ラインラント=プファルツ産のものだとのことでした。前回渡航時に初めて飲んだFederweißerですが、とてもおいしかった思い出があり、ぜひまた飲みたいと思っていたのです。以前はモーゼル川沿いの町を旅行していた際に見つけたものだったので、てっきり産地に近いところでしか手に入らないようなものだと思っていました。また、この季節しか飲めないものだということもあり、手に入るかどうか怪しかったのですが、意外なことに普通のワイン屋さんで手に入ってしまうものなのだということが分かりました。しかもめちゃくちゃ安いのです。3本購入して3千円もしなかったくらいです。

寮に帰ってから早速ワイン会が開かれました。Federweisserはやはり抜きん出ておいしい。日本にも持って帰りたいし、もう少し買っておけばよかった。

「今週中には売り切れるだろうね」とお店のおばちゃんが言っていたので、早急にもう一度ワイン屋を訪れなければならないわけです。

昨日のパーティはゲーム形式で疲れてしまいましたが、こうやってじっくり話せる交流会は楽しいものです。ワイン会は、お酒好きの3人で開いたのですが、寮の部屋で集まる分には程よい人数だったかもしれません。

私が所属している大学はやや田舎の町にあるのですが、思えば他の大学の学生と交流をしたことはほとんどありません。同じ日本人大学生でありながら、話を聞いていると異文化を感じます。ドイツまで来て日本の大学文化の差異を発見するというのも妙な話ではありますが、なんにせよ地元の大学に留まっていてはできなかった発見です。

20時前くらいに集まったのものの、気付いたら23時頃に。

おいしいワインを見つけたら即報告・ワイン会開催をすることを約束して解散。

日本人学生で固まってしまうのはあまりよろしくないとは思いますが、たまにはこういうのもいいかなと思いました。

まだこれからVISAをはじめとした各種手続きがあるので、助け合えるようなコミュニティを作っておくのは大切なことだとも思います。
前回留学時には他の日本人学生さんから助けていただいたことが何度もあったので、今回は自分も誰かの力になれるようにしたいと思うわけです。

それにまだドイツ語コースも始まっておらず、セメスターチケットも手に入っていないのでコミュニティが広がりづらい状態にあります。話し相手になってくれる人の存在はありがたいのです。

明後日には隣人のパーティがあるので、そこでも友人ができるといいのですが。